
YOGAは、体や呼吸などを使いストレッチ的なイメージが多いと思いますが、それは多岐にわたります。
HATHA YOGA(身体操作からはじまり、深め、内外と繋がっていく道)
KARMA YOGA (行為に見返りや執着を求めずに、ただ行為し、内外と繋がっていく道)
BHAKTI YOGA (神への信仰的な態度によって、自己を明け渡して内外と繋がっていく道)
JNANA YOGA (私は誰か?と自己の探究を深め、内外と繋がっていく道)
と、いくつかを取り上げただけでも、さまざまなYOGAがあります。
さて、NADA YOGAとは、、
NADA / 音・振動
YOGA / 内と外が繋がっていく
と、インド古典声楽家のデバシシ先生は教えてくださっています。
それぞれのYOGAは分けて書くこともできますが、それらの要素は多分に重なり合っています。
全ての要素をそれぞれが含んでいると言っても過言ではなく、私はこの道だけを学んでいるという考え方よりは、全てを受け入れるオープンな姿勢でいた方が、健全と考えます。
音の可能性を通じて、内的探求を深め、どのように外側の世界、宇宙と繋がっていくか。みたいなところですが、インド古典音楽のメインコンセプトであるラーガがそれ自体だったりもします。
それは、練習を積み重ねた後に起こる、自己を越えた、明け渡された状態に、神様が私たち自身を奏でてくれるような。私たち自身が、神様の道具、楽器になったような感覚で、私たち自身に狙いがない状態です。
また、ラーガについては追ってお話ししましょう。
ただ、どんな音や音楽にも、YOGA的要素はあります。
ですので、私はインド古典音楽のみが、NADA YOGAである。とは考えません。
世界中にあるありとあらゆる音楽が、内側と繋がり、その探究を通じて外側とも繋がります。
現在のヨガシーン周辺で活動されているインド系の音楽に限定すれば、
● マントラ
● キールタン
● バジャン、シュローカ、etc
これら全てももちろんNADA YOGA的要素を多分に含むと言えます。
音は、振動をしています。
もとい、あらゆる物質、物質の最小単位のアトム(原子)ですら振動しています。小刻みに揺れているということです。
音は手にとって、実感することができなければ、目に触れることもできません。
しかし、それは存在し、その正体はやはり振動です。
NADA YOGA指導者コースでは、その正体やヘルツについても学びますが、振動は内外に影響するということまでを、この記事に記しておきます。
自分自身にも。
それを聴く人や環境にも。
目に見えないものなので、祈りに似ているところがありますね。
それには気持ちを乗せることができます。
目を瞑って、その声を聴くだけで、それがハッピーで笑っているバイブレーションなのか、悲しい気持ち、固く冷たい気持ちなのか。やはり感じることができます。
そして、隣の人から隣の人へと、その空間内は、その音を通じて、影響しあって、気持ちが動き出します。
YOGA / 内と外が繋がっていく
と定義するとき、NADAを通じた、それは確かに起こります。
日本ナーダヨーガ教会では、その音の探究者自身の「心技体」のバランスの大切さを考えているので、私たちの学びは多岐に及びます。
学ぶことはたくさんありますが、私たちは実践者であることにこだわっています。
それには時間がかかります。
地味な反復練習が確かな1歩となります。
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gumi
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